ローン中の家を売却する場合、ローンを完済して抵当権を抹消する必要があります。
不動産が高く売れれば費用をすべてローンに充てられますが、それでもローンが残ってしまういわゆる「オーバーローン」の場合はどうすれば良いのでしょうか?
そこで今回は現在住宅ローンを返済中の方へ向けて、家を売却する方法や注意点をご説明いたします!
ローン中の家を売却する方法は?
まずはローン中の家を売却する方法をご紹介いたします!
手持ちの資金で補填する
まずはローンの残債を手持ちの資金で補う方法が挙げられます。
手持ち資金でも足りない場合は金融機関を利用するか、親族などから借りる方法もありますが、金銭トラブルにもなりかねないので注意しましょう。
住み替えローンを利用する
住み替えローンとは新しい家の住宅ローンを組む際に、旧居のローンの残債を加えることをいいます。
手持ちの資金がなくても住み替えられるのがメリットですが、借入金額が高くなるぶんローンの審査も厳しくなるので注意しましょう。
任意売却を利用する
任意売却とは借り入れをしている金融機関の許可を得て、ローンの残債が残ったまま不動産を売ることをいいます。
競売にかけるよりも不動産の価値が下がらないメリットがありますが、金融機関の許可が得られなければ実行できません。
また不動産会社ではなく、専門業者に売却を依頼しなければならないので気をつけましょう。
ローン中の家を売却する際の注意点は?
ではローン中の家を売るときには、どのような注意点があるのでしょうか?
注意点1:ローンの返済以外にも諸費用がかかる
家を売るためには、仲介手数料・抵当権抹消費用・住民税などさまざまな費用が必要になるので、売却額の5パーセントほどの費用を用意しておきましょう。
また税金の控除制度を利用すると費用を抑えられるので、条件に当てはまるかチェックしてみてくださいね!
注意点2:買い替えの場合は売り先行がオススメ
もし家を買い替える場合は、先に旧居を売ってあとから新居を購入する「売り先行」型がオススメ!
新居を購入してから旧居を売る「買い先行」型だと、新居と旧居の両方の住宅ローンを返済しなければならず、金銭面での負担が増えてしまうので注意しましょう。