庭付きの不動産などを売却する際、庭木はそのままでよいのか、処分したほうがよいのかと迷う人は意外と多いです。
一般的な不動産売却において、庭木はどうするのがベストなのでしょうか?
今回は不動産売却時の"庭木"に注目し、処分すべきかどうかや処分方法、庭木のある家を売却する際の注意点などについてお伝えしたいと思います。
不動産売却時に庭木をどうするのがよいのか?
結論から言うと、不動産売却において庭木をどうするのがよいかは「ケースバイケース」です。
一般的には、庭には庭木や植物などがないほうが売却しやすいといわれています。
これは購入希望者が、日当たりのよさや前住人の気配の有無を気にするケースが多いためです。
また、庭木がきれいだからといって不動産売却時の査定や売却価格に反映されることは、ほぼないのも現実です。
しかし、庭全体がきれいに管理されていて庭木も剪定などこまめに手入れされていれば、購入希望者によい印象を与えることは可能ですし、気に入ってそのまま引き継いで住まう人もいます。
一方で、中古戸建て住宅の購入希望者は自分たちでリノベーションやDIYを楽しみたい人が増えている傾向にあります。
その場合、どんなに手入れの行き届いた庭木でも、自由に庭を使う際には必要のないものになってしまいます。
また、住宅購入を考える比較的若い世代では「虫が付くのが嫌」「剪定などの手入れが大変」といった理由から、庭木だけでなく土部分もコンクリートにする人が多いといった背景もあり、庭自体もシンプルなものが好まれます。
したがって、庭木を含む庭全体の状態などを考慮したうえで、庭木をどうするかは不動産会社としっかり相談して決めるのがよいでしょう。
不動産売却時の適切な庭木の処分方法とは
いざ庭木を処分することになった場合、処分方法や費用はどれくらいかかるのでしょうか。
通常、庭木の処分や庭の草刈りなどは、造園業者、産廃処理業者などに依頼します。
その場合、次のような項目の費用がかかります。
●作業代×人数×時間
●出張費×人数
●機械・重機使用費
●廃棄物処分費(木・草など)
作業台の相場は業者にもよりますが、だいたい3,000円前後といわれています。
もちろん自分で草刈りなどおこなってもよいですが、庭木の処分は危険も伴い、根の処理など素人がおこなうのはかなり至難の業なので業者にお願いすることをおすすめします。