不動産を売却する場合、当然誰もが少しでも早く買手が見つかることを望みます。
ただ、中には思うように不動産の買手が決まらず、長引いてしまう場合もあります。
ここでは不動産の売却が長引く場合の原因や対処法について解説していきましょう。
不動産の売却の流れとは?ありがちな長引く原因もチェック!
一般的に不動産を売却できるまでの期間は3か月から8か月程度だと言われています。
マンションと比較した場合、マンションに比べて戸建てのほうが数か月長く、売却に時間がかかるようです。
不動産を売却するときの流れと必要となる期間は次の通りです。
●①不動産の査定を受ける(所要期間…1週間から1か月)
●②売却活動のための準備をする(所要期間…1週間前後)
●③売却活動・内覧・希望者への対応(所要期間…1か月から3か月)
●④売買契約を結ぶ(所要期間1週間から2週間)
●⑤決済・引き渡し(1か月から2か月)
このうち、売却活動をはじめてから買手が決まるまでの期間は、もっと短かったり長かったりと、物件によってまちまちです。
この流れのなかで長引く可能性が高いのは③の売却活動の期間です。
価格が高かったり、タイミングが悪かったりといったことが長引く原因としてありがちですが、そのままの売り方では買主が現れないため何らかの対処法を考える必要が出てきます。
不動産の売却が長引く場合の理由と対処法について
では、不動産の売却活動が長引く理由とともに基本的な対処法を見ていきましょう。
売却価格が適切ではない
物件の条件に対して売却価格が高すぎる設定になっている場合、なかなか買手がつきません。
周辺エリアの相場と合わない価格である場合もあります。
間取りや築年数、立地などに合った価格かどうか、周辺エリアの相場からかけ離れた価格になっていないかどうか、再度見直してみましょう。
時期やタイミングが悪い
一般的に引越しシーズンは就職や進学、転勤の多い春先です。
真夏や真冬はオフシーズンなので、この時期に売却活動を始めると長引いてしまう場合があります。
地域ごとに売却しやすい時期もあるので、あらかじめ売りやすい時期をリサーチすることが大切です。
立地条件が悪い
物件のあるエリア周辺の条件も大きく影響します。
駅から遠いエリアなど不便なエリアの場合は、価格を下げたり物件の魅力を上手にアピールしたりすることが、売却しやすくするためのコツになります。