民法改正により契約不適合責任が定められてから、不動産を売却する前にホームインスペクションをする方も増えました。
ホームインスペクションをおこなったら、シロアリ被害があることがわかったというケースがあるでしょう。
今回は、シロアリ被害の不動産を売却する方法と、シロアリ被害がある不動産を売却するコツとはなにかを紹介しますので、ぜひ目を通してみてください。
シロアリ被害がある不動産を売却する方法とは?そのままでも売却できる!
シロアリ被害がある不動産を売却する方法は、3つあります。
現状のまま売却する方法と、修繕して売却する方法、そして解体して売却する方法です。
シロアリ被害がある不動産でも、被害があることを買主に伝えればそのまま売却できます。
ただし、シロアリ被害がある建物をそのまま使う方はほとんどいないので、値下げ交渉される可能性があるでしょう。
シロアリ被害がある不動産を、修繕して売却する方法もあります。
修繕費用はかかってしまいますが、現状のまま売却するよりは高値で早く売却できる可能性があるでしょう。
しかし、修繕しても立地などの条件が悪ければ、売却できるまでに時間がかかる場合があります。
3つめの方法は、シロアリ被害がある建物を解体して更地にして売却する方法です。
解体費用は必要ですが、売却はしやすくなります。
注意点は、売却までの期間が長引くと固定資産税が課税される点です。
更地にすると固定資産税は高くなるため、早めに売却する必要があります。
シロアリ被害がある不動産を売却するコツと流れとは?
現状のままシロアリ被害がある不動産を売却するコツは、修繕費や解体費を差し引いた価格で交渉することです。
修繕や解体する費用も安くありませんので、あらかじめ差し引かれることがわかれば、買主は購入しやすくなります。
シロアリ被害が拡大する前に早めに売却してしまうのもコツのひとつ。
そのためにはシロアリ被害がある兆候を知っておくことや、少しでもあやしいと感じたらしっかり検査をすることも大切です。
シロアリ被害のある不動産を売却する流れ自体は、一般的な不動産を売却する流れと変わりません。
早めの対処も大切ですので、売却方法に迷っているならそれも含めてぜひ一度お気軽にご相談くださいね。