不動産の売却を検討している方のなかには、いわくつきの土地を所有している方もいるでしょう。
ここでは、いわくつきの土地を売却する方法と注意点、いわくつきの土地は売却価格にどれくらいの影響を受けるのか解説します。
いわくつきの土地を売却する際の価格相場と受ける影響
いわくつきの土地の売却は、一般的な売却価格の相場から2割〜5割下がる傾向があると言われています。
事件や事故で人が亡くなっており、買主側が嫌悪感を感じると、いわくつきの土地とされます。
ただし、持病などで自宅で倒れて、搬送先の病院で亡くなった場合などはいわくつきの土地とはされません。
いわくつきに該当するかどうかの明確な定義はなく、国土交通省が公表しているガイドラインを参考にすることがおすすめです。
また、売却価格には影響がなくても、心霊現象などの噂による影響を受ける可能性も考えられます。
いわくつきの土地を売却する方法
いわくつきの土地の売却は、通常の不動産売却と同様におこないます。
違う点は、どのような事件・事故があり、どこを修繕したのかなどの瑕疵部分の説明が追加されることです。
また、噂により風評被害を受けている場合、一度駐車場として貸し出すなどして、時間をおいてから売却することがおすすめです。
早期売却をしたいけれど買主がつかない場合は、買取をおこなっている不動産会社へ相談する方法があります。
仲介・買取をおこなっている不動産会社へ相談し、メリットとデメリットを把握したうえで進めましょう。
いわくつきの土地を売却する際の注意点
通常の設備の故障や境界線が明確でないなどの瑕疵に加えて、いわくつき物件では心理的瑕疵についても、売主側が買主に告知する義務があります。
告知をせず売却した場合、契約不適合責任を問われ、取り引きのキャンセルや転居費用などを含めた損害賠償を買主から求められる可能性があります。
リスクを軽減するためには、事故や事件の詳細はもちろん、瑕疵以外の部分で嫌悪感がないか確認したうえで売却することがポイントです。
また、売却価格を決める際には、これまで売却された類似物件などを確認しましょう。
どこまで告知すれば良いのか判断できない場合や売却価格設定で困ったときには、仲介をおこなっている不動産会社へ相談しましょう。
まとめ
いわくつきの土地を売却する際には、告知義務を果たす必要があります。
告知義務には、明確な定義がないため、国土交通省が発表しているガイドラインなどを参考に検討しましょう。
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